SDGs(エスディージーズ)とは。日本や世界の現状と1人ひとりが日頃からできること。

最近世界が1つになっていることと言えば、新型コロナウイルスのことがまず浮かぶのではと思う。このブログでは、視点を変えて。他にも世界で一体となって動いている情報もたまには取り上げていこうと思う。

 

1.『SDGs(エスディージーズ: Sustainable Development Goals』とは。

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図1:参考元「外務省HP資料

 

外務省HPより『SDGs(エスディージーズ』とは。詳細を以下抜粋。

・2030年までにすべての国が持続可能でより良い世界の達成を目指す国際目標のこと。

・2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継。

・2015年9月の国連サミットで採択。「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載されている。

・具体的には、17のゴール(図1)・169のターゲットから構成されている。

・地球上「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。 

SDGs発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なもの

世界各国での取り組みを知り、日本はどのくらいの状況なのか。

気になったので調べてみた。

 

2.日本の現状を知ろう

★図1の「17のゴール」を見て、日本の達成状況はどうなっているのか。2019年が最新版の様子なので、下記調べてみた。

黒枠が日本が最低評価、が最高評価となっている。

sustainabledevelopment.report_2019

図2:参考元「SDG Index and Dashboards Report 2019」p24

 

具体的な項目で見ると、

★日本の赤(最低評価):4項目

ゴール5.ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し、全ての女性及び女児の能力強化を行うこと

女性の社会進出が遅れている事、女性の管理職は未だに少ない現状は実際に日本社会にはまだあると思う。男女の賃金格差も高いことは、聞いたり実際周りをみても課題として納得する感覚がある。

ゴール12.つくる責任つかう責任

→持続可能な生産消費形態を確保すること

大量消費型の社会。例えば、物が欲しいと思った時。ある程度の物は日本は手に入るため、物には困らない世の中にはなっていると思う。世界中には飢餓等の問題を抱える国もある中、飲食店やコンビニ等では大量に作った分が余り、食材ロスが多いと海外を知る人の話から聞いたこともあった。

ゴール13.気候変動に具体的な対策を

→気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じること思い浮かぶのは世界中の問題。CO2発生量が膨大。緊急対策と聞くと、日本全体には私が知る上では確かに対策は緩やかなようにも思う。発電に伴うごみ発電なるものもあるようだがエコな取り組みは改善どころとして世界から見るとありそうだ。

世界では「低炭素化」や「脱炭素化」をおしすすめている動きがあり、ヨーロッパ系の民間金融機関の中には、国際開発銀行において一定の条件の下で融資を制限したり控えたりする動きがある。その中で日本は石炭火力発電について。日本にとって、安定供給と経済性にすぐれるとして一定程度の活用は必要と逆境している背景もある様子。CO2を排出するという意味では確かに課題が見えてきた。

 (詳しく知りたい方は、経済産業省 資源エネルギー庁HPに詳細があったので、こちらをご参照に。)

ゴール17.パートナーシップで目標を達成しよう

→持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化すること

達成のためには世界中の市民・企業・政府・学術界など活動を促進することを目指しているが、実際は2030年までに目標達成するには、国連貿易開発会議で算出したところ、資金が不足しているとのこと。資金を集めるには世界中の国々の協力が必要で、低所得国はそもそも税収基盤が弱く、微税能力も低いため、支援によっての強化が必須。日本企業もミャンマーカンボジア等、後発開発途上国へ民間投資という形で進出は続いているものの、日本の企業も目標達成のための活動が加速している事もあるようです。

(★参考元:詳細は日本政府等の記事からは読み取れず、個人的には下記『社会課題やSDGsに特化した情報メディアgooddo』がわかりやすく、使用させていただきました。)

 

★日本の(最高評価):2項目

ゴール4.質の高い教育をみんなに

→全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進すること

ゴール9.産業と技術革新の基盤をつくろう

→強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る

 

緑は日本は何となく理解できるように思う。教育は義務化もあり、制度が整っている印象はあり、インフラ構築も情報社会や電気等、様々な意味で動きを体感する時がある。

次2020年版レポートがもし出来るとしたら、今はの課題部分が少しでも緑色に状況が改善されたら、より達成に近づくと思った。

 

3.現状をどう変えていくか

日本の課題と魅力の両面を知り、1人ひとりの捉え方や考え・価値一体となる事も大事。そう思えたのと、1人の力もよいけれど、日本全体でもっと変わる必要があることを身に染みた。

 

私自身だけの力では小さいけれど、今取り組んでいること・できる事を考えてみた。

・ゴミや無駄なもの消費を減らす(ペットボトルをマイボトルへ)

・車移動もいいけれど、歩ける時や公共交通機関を利用してCO2削減

(これからは冷房も必須な時期。夏に向けても1人ひとりの心掛けがありそうですね)

 

4.各種ランキング・番外編

日本としても、何もやっていないわけではなく、様々な取り組みが実施されている情報を入手。

 

ランキングその①:日本の目標達成状況は?世界ランキング 

日本の目標達成状況は、『162か国中ランキング15位』(総合スコア78.9)

★上位20か国をまとめてみると、下記。

1.デンマーク(85.2)
2.スウェーデン(85.0)
3.フィンランド(82.8)
4.フランス(81.5)
5.オーストリア(81.1)
6.ドイツ(81.1)
7.チェコ(80.7)
8.ノルウェー(80.7)
9.オランダ(80.4)
10.エストニア(80.2)
11.ニュージーランド(79.5)
12.スロベニア(79.4)
13.イギリス(79.4)
14.アイスランド(79.2)
15.日本(78.9)
16.ベルギー(78.9)
17.スイス(78.8)
18.韓国(78.3)
19.アイルランド(78.2)
20.カナダ(77.9)

参考元:『SDG Index and Dashboards Report 2019

 

ランキングその②:「令和元年度「ジャパンSDGsアワード」

SDGs達成に向けて優れた取組を行う企業・団体等を表彰する制度。開催されて第3回を迎えている。

★詳細は下記。外務省HP。

ランキングその③:世界の企業の取り組み「2020 Global 100」

世界的に SDGsの達成に貢献している、世界の企業取り組みランキングもあり。

ランク2020 ランク2019 会社 業種 総合得点
1 4 Orsted A/S デンマーク エネルギー 85.20%
2 1 Chr. Hansen Holding A/S デンマーク 食品・化学物質 83.90%
3 3 Neste Oyj フィンランド 石油精製 83.64%
4 14 Cisco Systems Inc アメリ 通信機器 83.59%
5 48 Autodesk Inc アメリ ソフトウェア 82.84%
6 58 Novozymes A/S デンマーク 特殊化学物質 82.70%
7 35 ING Groep NV オランダ 銀行 82.53%
8 Enel SpA イタリア 卸売電力 81.77%
9 8 Banco do Brasil SA ブラジル 銀行 81.72%
10 Algonquin Power & Utilities Corp カナダ 電気事業 80.89%
11 77 Osram Licht AG ドイツ 電気機器及び電力システム 79.87%
12 89 Sekisui Chemical Co Ltd 日本 住宅・インフラ・その他事業 79.48%
13 Storebrand ASA ノルウェー 保険 79.32%
14 7 Umicore SA ベルギー 一次金属製品 79.07%
15 Hewlett Packard Enterprise Co アメリ コンピューターハードウェア 78.43%

 

参考元:gooddo.jp/magazine/sdgs

 

上記でみると、

2020年、日本で最上位は12位の積水化学工業

 

別途、100位以内では

・68位武田薬品工業

・72位のコニカミノルタ

・86位の花王

・89位のパナソニック

・92位のトヨタ自動車の6社と続く。

北欧やヨーロッパが多いのも秘訣がありそう。

★下記詳細。

 

番外編:外務省 国際協力局 地球規模課題総括課が発表している資料、
『持続可能な開発目標(SDGs)』達成に向けて日本が果たす役割』

SDGsアクションプラン2020

・サミット等日本政府の取り組みの流れ

・優れた取組を提案する都市。SDGs未来都市


日本や世界は繋がっている。

新型コロナウイルスも引き続きだけれど、様々同時並行して動いている事。

視野広げてまずは知ること。その上で未来まで続く地球の世界的な取り組み。

 

意識を日常出来るところから、今後ももっていこうと思う。