読書旅。『学びを結果にかえるアウトプット大全』~⑤『伝える』ことについて。脳科学や心理学的に得られる効果と具体的な伝え方の実践法が書かれているので、実践してみた。~

「伝えること」、「発信力」をテーマに

最近シリーズ化しているきっかけの本、こちら。

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学びを結果に変えるアウトプット大全

精神科医 樺沢紫苑

◎2018/8/3

サンクチュアリ出版

 

今回はまさに『伝える』ことに特化した内容を抜粋。

 

詳細を知りたい方は、こちらから購入。

手元に書籍「学びを結果に変えるアウトプット」を準備の上、

『伝える』について。今回も一緒に向き合ってみましょう!

 

目次

 

 1.伝えるとは。実は話すことよりも相手に伝わることがある!

 

伝えることにおいて欠かせないコミュニケーション。本の内容では、

大きく2つのコミュケーション方法に分類にされている。

①「言語的コミュニケーション」

言葉の意味内容、言語的情報のこと。

②「非言語コミュニケーション」

外見、表情、視線、姿勢、動作、ジェスチャー、服装、身だしなみなどの視覚的情報。

声の調子、声の強弱、声質などの聴覚的情報。

 

心理学で有名な『メラビアンの法則』より、

実は言語的コミュニケーションよりも非言語コミュニケーションの方が相手には伝わっている!!!と。

 

http://miryokuzenkai-lerable.com/miryokuzenkai/wp/wp-content/uploads/2017/09/メラビアンの法則.png

参考画像:miryokuzenkai-lerable.com

 

◎『メラビアンの法則』と共に具体的に補足すると、

この法則には実験があり、「矛盾したメッセージが発せられたときの人の受け止め方について」の研究から、言語・視覚・聴覚どれを信用するかという実験があり、結果は

言語はわずか7%!他、視覚情報55%・聴覚情報38%。

言語コミュニケーション:非言語コミュニケーションで言えば、7%:93%。

言葉の意味内容そのものよりも、視覚や聴覚情報を重視している結果に。

 

言語コミュニケーションよりも非言語コミュニケーションが伝わりやすいこと。

1つ豆知識と共に、非言語コミュニケーションにより、脳科学や心理学的に得られる効果が書かれている部分を下記抜粋。

 

◎非言語コミュニケーション効果1『アイコンタクト』

 

脳科学的には、アイコンタクトによりドーパミンという「うれしい」「楽しい」を司る幸福物質が分泌される⇒お互いの感情がより細かに伝わりやすく、コミュニケーションが深まる

との見解。ポイントは、

重要なところで1秒目を見る」。

恋愛で言えば、わかりやすいのではないでしょうか。重要なところで目を見つめられたら。。男性も女性も喜び、嬉しさ。ますます伝わるのではないでしょうか。反対に怒り、悲しみ等の感情はより伝わってしまうので要注意。

(目を合わせるのが気恥ずかしい方は、眉と眉の間・目と目の間・相手の鼻の周囲を見るとも書かれている。見られる側は目の周りを見られることは、気にならないものか試してみたい。)

 

◎非言語コミュニケーション効果2『ザイオンス効果』

ザイオンス効果」とは、別名:「単純接触効果」のこと。アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが提唱した、何度も繰り返して接触することにより、好感度や評価などが高まっていく効果のこと。

つまりコミュニケ―ションに置き換えると、話す内容より回数の方が重要だという。

なんでもいいから雑談が大事と。なんでもいいから声をかける。

 

恋愛に置き換えると”何を話したらいいか”。話さなきゃ!と思う人には朗報。内容は何でもいいから話そう。様々な方法でコミュケーションが深められそうだと期待できる効果。

https://i1.wp.com/girlydrop.com/wp-content/uploads/2017/03/IMG_2671_blue_s.jpg

恋愛なら、非言語コミュニケーションもわかりやすいと思う。

例えばこの画像を見て、どう思うか。すでに非言語コミュニケーションが伝わると思う。

 

◎非言語コミュニケーション効果3『挨拶』

挨拶はコミュニケーションの入り口。非言語コミュニケーション的に言えば、

挨拶する=「あなたとの交流を歓迎します」

挨拶されない=「あなたとの交流を歓迎しません」

発していなくてもそう捉えられるとのこと。想像するとわかりやすいと思う。

心理学的で相手に認められる好意をストロークといい、肯定的ストロークの代表例が挨拶。挨拶されると「人から認められた」「承認された」という感覚が得られる

2.そうは言っても話すことも大事!伝える事の実践編。

言語コミュニケーションにおいて、何が言いにくいかというと相手に良くない事を伝える時。

・仕事で上司や部下・お客様への対応にて

・恋愛面にて、大事なパートナーに言いにくいけど話さなきゃの場面

・友達や家族との会話の中で、日常的にもあるあるある。

 

そんなときの相手にできるだけショックを与えずに伝えられる救いのような方法『クッション話法』について。ちょうど知人から聞こえてきたのでこれにしようと思う。

 

https://image.freepik.com/free-photo/no-translate-detected_1398-485.jpg

参考元:女の子、掃除機、掃除機 | 無料の写真

 

↑画像はイメージ図。友達のお子さんが掃除機をかけてお手伝いをしてくれた出来事について。

~お子さんが掃除機をかけてお手伝いをしてくれた。お母さんである私の知人からは、ありがたいけれど(笑)。と。聞いてみると、掃除を大満足に楽しむ中で、食卓の近くにはパンカスが落ちたままなこと。

 

今回の場合なら、お子さんがまだ未就学児なので、親がフォローして解決はしているけれど、クッション話法の事例としてあげるなら、これをどう伝えるか~。

具体的な実践法をもとに実践していこうと思う。

 

その前に伝え方でNGな言い方を先にご紹介。

No But 話法。

悪いニュースをストレートに先に伝えると、相手は精神的にショックを受ける。あとからいくらフォローしても、相手には全く伝わっていない。相手を落ち込ませる方法。

「最近遅刻が多いようだな。せっかく売上業績が上がっているのに台無しじゃないか」

注意と思いながらも意外と身の回りにも気づかずやってしまっていて、相手を傷つけてしまっている場面。あるようにも思う。そんな方々にぜひこのブログを読んでほしい。

伝えたいことを話した側は話したにも関わらず、相手には伝わっていない例。

改めて伝えること・コミュニケーションには秘訣があると再認識して、いざ実践!

実践編は恐怖すら覚えたので一旦スルーしておこう。。ご想像にお任せします

①クッション話法1:Yes But 話法

まずはポジティブな情報から伝えてから言いにくいことを伝えるクッションを入れる。

「最近、売上業績もアップしているし、すごくがんばっているね。ただ、遅刻が多いのは問題だな。時間厳守で頼むよ」

お題:「掃除機をかけてくれてありがとう。食卓の近く見てみて。パンカスがまだ落ちているの。今度は隅々までかけられるようにやってみようね。」

②クッション話法2:Yes And 話法

 

プラスの情報にプラスの情報を上乗せする。「してほしい」「できるといいね」をマイルドに伝える

「最近、売上業績もアップしているし、すごくがんばっているね。さらに時間厳守できると最高だな」

お題:「掃除機をかけてくれてありがとう。食卓の近く見てみて。パンカスがまだ落ちているの。パンカスも拾えたらもっと部屋がきれいになるね」

③クッション話法3:Yes How 話法

疑問文形式で本人に考えさせる。本人の気づきを行動に。

「最近、売上業績もアップしているし、すごくがんばっているね。どうすればもっとよくなるか一緒に考えてみよう」

お題:「掃除機をかけてくれてありがとう。食卓の近く見てみて。パンカスがまだ落ちているの。どうすればもっときれいになるかな」

 

ストーリーは置いておいて。あくまでコミュニケーションの実践練習としてみると、同じ内容でもこれだけ相手への伝わり方が変わる伝え方を改めて感じた。

 

 

3.最後に 

 

http://2.bp.blogspot.com/-aSPJutQuJjM/T7_-j4f16hI/AAAAAAAADZk/cNibScRfIjY/s1600/Made-by-Joel-Tin-Can-Phones-2.jpg

参考元:http://www.kokokokids.ru/2012/05/tin-cans-crafts-ideas.html

 

仕事・プライベートにも欠かせない人間関係について大事なこと。

仕事面で言えば、営業でもよく耳にする「第一印象」。非言語コミュニケーションは無意識ながら93%も相手に伝わっているとこともあると思うと、ポイントを押さえながら意識していきたい。とは言え、営業の仕事や日常では実際の言語コミュニケーションも大切。話し方も意識→実践→改善→継続。繰り返し良い習慣に改善できたら仕事・プライベート・人生に結びつき、ますます面白くなると思う。

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次回はシリーズ最後!

圧倒的に結果を出す人の原因、濃厚抜粋編で絞めていきます。

※この本には、仕事編も、プレゼン・議論・相談・営業・説明する・電話するなど、具体的に書かれていてどれも大事!仕事について興味ある方は『学びを結果に変えるアウトプット大全』を直接ぜひ読んでいただきたい。