ビニール傘を再利用したブランド。地球にやさしく、オシャレな1点ものに注目ブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」とは。
今日から6月。
季節柄、気になるのは梅雨の時期。
湿気の多い季節も、心晴れやかに過ごせるヒント。しかも、リサイクルの力で普段はゴミになる、”あるもの”を魅力的な1点ものバッグに変えてしまう。地球にやさしいブランドを発見。
そして以前ブログで私自身見つめた結果、世界中が一体となって地球環境を守るための課題改善が必要な今を、環境を守りオシャレに変えているブランドの取り組みに興味があり、たどり着いた。
リサイクル品のイメージが払拭される1点ものブランド
『PLASTICITY(プラスティシティ)』について綴っていきます。
参考元:『PLASTICITY(プラスティシティ)』公式HP
- 1.『PLASTICITY(プラスティシティ)』とは
- 10年後になくなるべきブランド
- 2.日本のプラスチック問題の現状
- 3.PLASTICITY(プラスティシティ)の商品ができるまで
- 4.商品の種類
- 5.最後に
1.『PLASTICITY(プラスティシティ)』とは
10年後になくなるべきブランド
を掲げている。大まかな特徴は、
◎使い捨てによるプラスチックの廃棄問題に着目しているブランド。
◎新型コロナウイルスで生産が激減している国内の鞄職人さん達の手を借りて、ゴミとなる捨てられた傘をバッグに様変わりさせている。
◎一度社会が不要としたものを、形を変えて新たな所有者に持ってもらいたい願いからカタチに。
◎材料は、廃棄されたビニール傘。水に強い素材の商品になっている。
2.日本のプラスチック問題の現状
◎日本の傘消費量、世界一
雨の日にいざ街をみると、コンビニやドラッグストアなど、傘が欲しいときに困らずどこでも買えるような距離にある。
そんな便利さもあり、日本洋傘振興協議会公式HPより、日本の傘消費量は年間で1.3億本。その内ビニール傘は8000万本といわれていて、消費量世界一。
◎消費する反面、捨てられる割合も多い現状
その一方で、《1年間で約8,000万本》。
この数字は、日本で1年間に消費されるビニール傘のその後の数。
雨が降れば街中に捨てられ、溢れる傘の数をも意味していること。
下記の警視庁拾得届と遺失届点数のグラフをみると、国内の遺失物の中でも、持ち主に戻っていない現状が伺える。他警視庁資料を見たときに、財布や携帯電話は比較的100%を超えるほど、大抵は持ち主に届いているようだが、傘はわずか1.8%というデータもあるくらい、傘を買ったその後の扱い方が現れている。
たしかに、生活している中でも街を浮かべると、お店や会社、駅や公共の場など、持ち主がわからない傘が世の中に多い実態は伺える。世界で見ても、折り畳み傘よりビニール傘に頼っている人が多い日本。そして便利でお得に買えることもあり、使い捨てのように捨てられている現状が見えてきた。
その先は、分解のしにくさから傘の廃棄はリサイクルが難しく、多くが埋め立て処理や焼却処分されている現状。プラスチックを使う傘の廃棄問題が世界的に見ても消費量が多く、問題視されている部分に注目する必要があると思う。
そこからどう世界に1つだけの1点もののおしゃれバッグに変わるのか。
いよいよブランドPLASTICITY(プラスティシティ)話へ。
3.PLASTICITY(プラスティシティ)の商品ができるまで
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP。
日本各地で回収した傘の骨組み部分を解体・洗浄。傘の形のまま特殊な圧着加工を技術ある厳選された工場で行うと、こんな下記のような形に。
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP。
ここからは熟練した鞄職人さんの技術の腕。大きさや厚み、波うちなど素材がそれぞれ異なる素材を職人さんの手で、圧着・裁断・裁縫。
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP。
4.商品の種類
大まか3つある。
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①トートバッグ
②ショルダーバッグ
③カラーモデル
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①トートバッグ
大きさがラージとスモールがある。
♢トートバッグ ラージ ¥13,000
モデル身長:165㎝
サイズ:H320㎜×W540㎜×D150㎜
重さ:220g
カラー:クリア/ホワイト
素材:ビニール傘/リサイクルポリエステル/プラスチック/金属
工場:日本-東京
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP。
♢トートバッグ スモール ¥10,000
モデル身長:165㎝
サイズ:H280㎜×W390㎜×D110㎜
重さ:120g
カラー:クリア/ホワイト
素材:ビニール傘/リサイクルポリエステル/プラスチック/金属
工場:日本-東京
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP。
②ショルダーバッグ(サコッシュバッグと呼んでいる様子)
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP
♢サコッシュバッグ ¥8,000
モデル身長:女性165㎝/男性180㎝
サイズ:H155㎜×W255㎜×D15㎜
重さ:50g
カラー:クリア/ホワイト
素材:ビニール傘/リサイクルポリエステル/プラスチック/金属
工場:日本-東京
③カラーモデル
形は①トートバッグ ラージと同じ。¥13,000
参考元: PLASTICITY(プラスティシティ)公式HP。
1点もので日々売り切れ続出。気になる方はお早目にHPへ。
5.最後に
1点もので国内の鞄職人さんが手掛けたブランド品PLASTICITY(プラスティシティ)。洗礼されたオシャレで1点もののブランドでありながら、地球環境問題に向き合っている願いや姿勢に勇気を感じる。
気になる方や購入方法は下記HPへ。
傘の置き忘れ、使い捨てによるプラスチックの廃棄問題、街のプラスチック問題を、オシャレなカタチに変えて向き合っているPLASTICITY(プラスティシティ)。
参考元:Japan Today
雑誌や海外メディア、新聞にも多数掲載あり。今回の PLASTICITY(プラスティシティ)の出会いより、
*今ある資源に着目して近い将来に解決される秘訣に応援したい思い。
*『10年後になくなるべきブランド』のコンセプトにあるように、ブランドとしては永続してほしいと思う反面、コンセプトを掲げながらも向き合っていること。
*ビニール傘の扱い方、プラスチック製品の数々。そもそも日常的に1人ひとりが向き合う必要性を感じた
私自身は折り畳み傘を日頃使っているけれど、身の回りのプラスチック製品を考えると食料品や飲料水・化粧品の容器など、意外と無意識にまだまだ溢れている現状を感じたので、無駄なく最小限に改善していきたい。