『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』地球環境をテーマに感じられるアート。10年ぶりの大規模個展が日本に上陸して思うこと。
地球環境は世界中で問題視される永遠のテーマ。
今日は、自然や地球の環境について。国際的に高い評価を得ているアイスランド系デンマーク人アーティスト。オラファ―・エリアソンの個展について。
とり上げながら、アートの世界から地球環境について、向き合っていこうと思う。
参考元:東京都現代美術館
目次
1.『オラファー・エリアソン ときに川は橋となる』個展の詳細
会期:2020年6月9日(火)~9月27日(日)
場所:東京都現代美術館 企画展示室 地下2階
休館日:月曜日(※8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
開館時間:10:00~18:00 (展示室入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般1,400円/大学・専門学校生・65歳以上1,000円/中高生500円/小学生以下無料(他、身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と付き添いの方2名までは無料)
2.個展アーティスト、オラファ―・エリアソンについて
参考元:東京都現代美術館
1967年 コペンハーゲン(デンマーク)生まれ。現在はベルリンとコペンハーゲンを拠点に活動。アイスランドの自然を20年以上にわたり撮影。
~作品の特徴~
◎アイスランドの自然現象と日常生活の中で、複雑な関係をめぐる思考や気づきが反映された表現が得意。地球規模なところは唯一無二の存在。
◎様々な表現方法に取り組み、写真・彫刻・単色の線で簡単な図をかくドローイング・展示する環境と関連付けて総体を1つの芸術的空間とするinstallation(インスタレーション)・デザイン・建築など多岐にわたる表現活動を行っている。
3.代表的な作品、見どころ数個抜粋。~地球環境にむきあう~
オラファー・エリアソン《溶ける氷河のシリーズ1999/2019》
参考元:東京都現代美術館
↑こちらの作品は、アイスランドの自然を20年以上にわたり、撮影した作品。氷河の大きな変化が目に見える。
他にも、太陽の光で自由にドローイングを描いたり、ソーラーエネルギーの利用、作品の輸送における二酸化炭素排出量の削減など、展覧会の様々な側面で環境に配慮している。
参考元:東京都現代美術館
《サンライト・グラフィティ》は、参加型の作品。整理券制になっていて1回の体験時間は約12分。各回定員は2名まで、貴重な体験に興味がある方は詳細、下記。
参考元:東京都現代美術館
~《サンライト・グラフィティ》参加方法~
配布日時:各日午前10時~(先着順、なくなり次第終了)
配布場所:企画展示室 地下2階 No.09《サンライト・グラフィティ》の展示室
整理券枚数:1名につき1枚。配布当日限り有効。
先にちょっとだけ展示内容を見たい方はダイジェスト版動画を発見。ご参考に。
4.展示についての興味
地球環境について、日常にあふれている実際の自然を取り入れたり、環境をテーマに題材や素材を活かしたり。オラファー・エリアソンの思考や作品への心意気がすでに伝わってくる。
溶ける氷河の作品をみていると、頭に浮かぶのは地球温暖化問題。きっと1日1日今も溶けている現状があるのだろうと思う。今まであったものがカタチを変えている現状、見て見ぬふりをするのは、限界がある。この個展をきっかけに地球環境に興味や働きかけをもつ人が増えていけたらいいなと思うので、私自身も会期中見に行こうと狙います。
地球にとって、まずは目の前の現状を知る。そこからスタート。
また、本来は2020年3月14日(土)~開催予定でオラファー・エリアソン本人の講演会が開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの状況により、中止になったのは残念なところ。ただし、会期が延期され個展は開催実現している今。日本では10年ぶりの大規模個展となっているため、次がまたあるかもわからない。今がチャンス。
参考元:東京都現代美術館
9月27日(日)まで、ぜひ無理のない程度に足を運んでみたい地球環境をテーマにする一人のアーティストの思い。触れて世界規模での地球についてを1人ひとりの感性でみつめるひとときにいかがでしょうか。