紫外線=天敵だけではなかった。紫外線を知り、攻略方法・向き合い方を抜粋。美肌の道へ。

6月の梅雨の時期。

これからの時期、曇り空であっても油断できない『紫外線』。

フリー写真, 風景(写真), 自然, 空, 青空, 太陽光(日光), 夏(写真)

昨日、友達との会話の影響を受け、映画『シン・ゴジラ』(2016年上映、DVDやブルーレイあり)を見てしまった私は、ゴジラ放射線ならぬ紫外線に、特に敏感に反応中。

紫外線もこれだけ降り注いでいるとしたら。肌にとって重要問題。

紫外線VS美肌対策。向き合っていこうと思う。

 

目次

 

1.紫外線とは

参考元:環境省

 

種類は3つ。

   UV-C ・・・大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しない。
   UV-B ・・・ほとんどは大気層で吸収されるが、一部は地表へ到達し、皮膚や眼に有害である。
           日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因になる。
   UV-A ・・・UV-Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されている。

懸念されているのは、UV-AとUV-B。UV-Aはしわやたるみの原因。UV-Bはシミそばかすの原因と言われている。

参考元:資生堂

 

地球の上空で有害な紫外線から守る働きのある、オゾン層があるが、冷蔵庫やエアコンに使われるフロンの影響で、年々オゾン層が減っている現状があり。そのため、年々有害な紫外線がどんどん降り注いでいるため、紫外線は長時間浴びることは避けたい。

参考元:環境省

 

紫外線の性質は、以下環境省『紫外線環境保護マニュアル2020』より抜粋。

①薄い雲ではUV-Bの80~90%が透過します。屋外では太陽から直接届く紫外線量と空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度になっています。

②地表面の種類により紫外線の反射率は大きく異なります(新雪80%、砂浜10~20%、コンクリートアスファルト10%、水面10~20%、草地・芝生、土面10%以下)

③標高が1000m上昇するごとに紫外線量は10~12%増加します。

④年間で見ると、屋内で働く人は屋外で働く人の10~20%の紫外線を浴びています。(WHO:Protection against exposure to ultraviolet radiation1995)

ソース画像を表示

参考元:環境省

・標高がある場所・新雪など白く明るい所では、より紫外線反射量がup。

・室内や水の中も油断はできない状況にあることが見てとれる。

・時間帯で言えば、東京の場合、太陽が頭上にくる時間帯。昼頃(AM10:00~PM2:00)が放射量が1日のピークで60%。年単位では6月~8月が紫外線が強い時期。

https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/obs/202006/Tsu20200607.png

参考元:気象庁

 

仕事や屋外で活動しやすい時間帯は、紫外線量が最もピークになる時間帯。より一層対策が必須なことが伺える。

         

2.紫外線のメリットデメリット

◎メリット◎

・病原菌を殺す作用あり。

新型コロナウイルスの感染減にも救世主なのではないかと言われている。昔からの生活の知恵で、洗濯物や布団を日干しすることにも、背景には殺菌効果、日光消毒するためがあると思う。

 

・紫外線とビタミンDは切っても切れない関係。

ビタミンDは腸から吸収するカルシウム量を2~5倍程度に増加させる力があることと、皮膚にUV-Bが照射されると皮下でビタミンDが産生される力があるので、食事で賄えないビタミンDを紫外線により補う力がある。また、ビタミンDが欠乏すると、高度のO脚や乳幼児はカルシウム不足で起こるけいれんなどもあるので、適度の日光浴は必須。

 

◎デメリット・気をつけること◎

紫外線を長時間浴びることは要注意。

長時間浴びると『メラニン色素』という皮膚に備わる強力な光線を防御する働きがあり、過剰に反応することで起こるシワやシミの原因、皮膚がんの懸念あり。目に浴びると白内障の原因になることもあるほど、長時間は悪影響もある。

 

3.紫外線情報

紫外線について。気象庁公式HPでは、大きく3つのデータに分かれてデータを見ることが出来る。

UVインデックス
(UVインデックスとは)
時

1時間ごとのデータ
毎日のグラフ

毎日のグラフ
札幌、つくば、那覇のグラフが見られます

    累年平均値のグラフ

累年平均値のグラフ
札幌、つくば、那覇のグラフが見られます

  日

日ごとのデータ
月間推移グラフ

月間推移グラフ (日最大UVインデックス)
札幌、つくば、那覇昭和基地のグラフが見られます

    年間推移グラフ

年間推移グラフ (日最大UVインデックス)
札幌、つくば、那覇のグラフが見られます

  月

月ごとのデータ
日最大UVインデックス月平均値

数値データ表 (日最大UVインデックス月平均値)
札幌 つくば 那覇 昭和基地 のデータが見られます


紅斑紫外線量
(紅斑紫外線量とは)
月

月ごとのデータ
日積算紅斑紫外線量月平均値

年間推移グラフ (日積算紅斑紫外線量月平均値)
札幌、つくば、那覇昭和基地のグラフが見られます

    (日積算紅斑紫外線量月平均値)

数値データ表(日積算紅斑紫外線量月平均値)
札幌 つくば 那覇 昭和基地 のデータが見られます

UV-B量
(UV-B量とは)
月

月ごとのデータ
UV-B量

数値データ表(日積算UV-B量月平均値)
札幌 つくば 那覇 昭和基地 のデータが見られます

参考元:気象庁

 

①UVインデックス(解析値)・・・紫外線が人体に及ぼす影響度をわかりやすく示すために紅斑(こうはん)紫外線量を指標化したもの。世界保健機関(WHO)などでは、UVインデックス3以上の場合は、できるだけ日差しを避け、8以上はできるだけ外出を控えた方が良いとしている。

②紅斑(こうはん)紫外線量・・・紫外線を継続的に浴びると皮膚が赤くなる(紅斑)などの変化が起きる。長期的に繰り返されると皮膚がん等発症率が増加するなど人体に影響を与えることが知られているため、波長によって異なる影響度を考慮して算出した紫外線量になっている。

③UV-B量・・・波長範囲(280~315nm)の紫外線強度を積算して求めた量。

 

4.紫外線VS美肌 

適度に向き合うコツとして、対策7つ。

①紫外線の強い時間帯を避ける

②日陰を利用する ※日陰でも紫外線は浴びている事はお忘れなく※

③日傘を使う、帽子をかぶる

④衣服で覆う ※熱中症にもご注意を※

⑤サングラスをかける

⑥日焼け止めを上手に使う

参考元:環境省『紫外線環境保護マニュアル2020』

 

ここまではやっている人も多いのではと思ったので、分かれ目になりそうな

⑥日焼け止めを上手に使う、方法を抜粋。

 

5.紫外線への救世主、日焼け止めを上手に使おう

美と言えば、資生堂より日焼け止めの選び方塗り方が載っていたので見てみた。

◎選び方◎

よく日焼け止めに書かれてある表記。効き目が異なっている。

SPF(Sun Protection Factor)…UV-Bを防ぐ効果を表す数値。

時間ではなく、防御力の数値。

→SPF50なら50時間効果があるという意味ではなく、大抵日焼けをする(紅斑ができる)まで個人差はあっても約15~20分と言われている。その数字を例えばSPF50であれば、50倍遅らせることができるという意味。

PA(Protection Grade of UVA)…UV-Aを防ぐ効果を表す目安。

→「+」が多いほうがUV-Aへの効果の高さを表しているので、4段階あるうち、

+(効果がある)<++(かなり効果がある)<+++(非常に効果がある)<++++(極めて高い効果がある)となる。ちなみにUV-Aは年中安定して降り注いでいるので、年中こまめに塗る法が効果的。

参考元:資生堂

 

なので、日焼け止めを選ぶ際は、

SPFの数字が大きく、PA最上級++++』の日焼け止めが狙い目!!!

※ただし、あくまで日焼け(紅斑)を遅らせる効果であったり、年中降り注ぐUV-A対策。できる限りの予防策であり、残念ながら日焼け自体を阻止することはできないため、室内屋外問わず、こまめに塗りなおすことがおすすめ。

 

◎日焼け止めの塗り方◎

資生堂HPより、顔や首、からだへの塗り方を抜粋。まんべんなく日焼け止めを塗る塗り方でも、効果に違いが出そうな分かれ目。今から参考に即、日焼け対策開始。

参考元:資生堂

”下から上に塗る”など、向きがあるところも真似て美肌の習慣に取り入れていきたい。

 

6.紫外線を知ること。攻略して美肌の道へ

紫外線を調べてみて、もっと改善できることとして、

紫外線を完全阻止しようとしていたけれど、身体にとって、特にビタミンDとの相互関係においては必要なものだったという意外な事実。また、日焼け止めの使い方を1度塗ったら終わりではなく、こまめに塗ることで効果持続すること。このあたりも”マメ”な女性になる秘訣。美肌への継続とマメな女子への修行の毎日。楽しみながら日焼け止めという救世主アイテムとともに、適度に外出。室内でも屋外でも楽しく過ごせるアイテムを、改めて探そうと思った。

 

夏に向けて、梅雨の今も油断大敵。紫外線と日焼け止めを駆使して美肌の道へ。

紫外線の写真素材|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK

~下記は補足。紫外線情報についてこの記事でも抜粋したものや他日本・海外の取り組みまでいくつか取り上げたので、気になる方はご参考に~

環境省/環境保健部公式HP・・・『紫外線環境保健マニュアル2020』。

パンフレットのPDFが掲載。

気象庁/ 紫外線情報(分布図)・・・時間帯と日付を入力し、1時間ごとや日、月単位で更新されているので今や過去の時間や日付で調べてみると、札幌・つくば・那覇の3か所のみの測定結果になっているが、大体の目安は見えてくる。

地球環境研究センターでも同様に紅斑紫外線量情報や照射時間、過去データが見れる

在日オーストラリア大使館HPより、『サンスマートプログラム』。

海外の話をすると、オーストラリアはニュージーランドとともに皮膚がんの発生率が世界一高く、紫外線の影響、皮膚がんに対して非常に強い関心がある傾向を受けて、『sun-smart(サンスマート)プログラム』を展開。

紫外線防御グッズ(帽子、サングラス、ゴーグル、衣類、日焼け止め)の販売や日焼け予防をお子様に教えるガイドラインを作成している。読んでいるととてもわかりやすく記載があって読みやすい。